歌詞

春の風が　教室を通り抜ける

薄紅の蕾が　校庭を彩り始めた

最後のチャイムが　少し寂しく響いて

筆を走らせても　うまく描けない

焦る心と　浮かぶ期待が

キャンバスの余白を　埋め尽くしてく

まだ見えないゴールへ　手を伸ばせば

きっと新しい色が待っているから

青空キャンバス　ここから始まる

あの日の夢　今塗り重ねていく

桜が舞うたびに　心は揺れるけど

重ねた想いが　道を照らしてくれる

一歩ずつ踏み出そう　未来へと

久しぶりの声　ふいに呼び止められて

あの美術室で　君と見た夢を思い出す

遠い街に消えた　面影がここに戻り

同じキャンバスを　共に仕上げたあの頃

言えなかった想い　たまっていた弱音

気づけば二人で　吐き出していたね

「ひとりじゃない」と　教えてくれる

懐かしい笑顔が　また背中を押す

青空キャンバス　あの日の続きを

今もちゃんと　描き続けていきたい

桜散る頃には　それぞれの道へ

別れが怖くても　踏み出すしかないから

もう一度信じよう　未来へと

静寂に包まれた　美術室の片隅

ふたりで仕上げた　最後の大きな絵

夕暮れ染まる窓に　桜が揺れて

もう戻れないからこそ　尊い瞬間

青空キャンバス　翼広げて

新しい街　新しい自分を描こう

桜吹雪の中で　揺れる不安ごと

全部抱きしめながら　光を探すよ

重ねた布石が　明日へ続いていく

迷いながらも進む　未来への道