

真珠の耳飾り翼に着けた 小さな鴉の亡骸抱き
森から生きて帰った代償に 男は何を失くしたのか
蒸気吹かし 欲望のままに 森を侵し 広がる鉄の街
一人の少女が 人間(ヒト)の群れに溶ける
あれも これも ギラつく誘惑 気障な男の「踊りませんか?」
差し出す手を 恐る恐る取れば
浮かれてなんてないわ でも ほんのちょっと
踊るってこんな 楽しいのね
月に照らされ ラジオが歌うわ もっと教えてよ 人間のこと
殺し合った 我らの仇よ
忘れてないわ 私は鴉 滅びゆく森の眷属
人間の弱みを諜(さぐ)る命を受け
姿を偽って 街に降り立った
「ちょろいちょろい!
利用できるだけ利用して、ポイってしちゃうんだから!」
人間如き容易いものね 何度も会って 騙されちゃって
だけど知るほど わからなくなっていく
噂と違うわ 優しくしないで お前といると 胸が騒ぐの
「真珠? 耳飾り? 知らないわ くれるの? ……ふーん」
絆されたりしないわ でも ほんのちょっと
贈り物ってこんな 嬉しいのね
髪を耳にかけ 頬に触れられ もっと教えてよ お前のこと
森を 拓く――
「――それがお前の仕事なの?」
「そう……」
忘れてないわ 私は鴉 滅びゆく森の眷属
「アイシテル」がきっと 人間の弱みなら
私を想って 森へ 近づかないで……!
忘れてないわ 私は鴉
滅びゆく森に踏み入る 愚かな人間を殺す命を受け
獣を従え 追い詰めて――
(近づくなと、言ったのに……!)
――どうして?わからない!! 私は鴉
滅びゆく森を裏切って
獣の群れから男を庇って
街へと逃がす さぁ、走って!
愛なんて 弱さ 知らなきゃ良かった
同じくらい お前を 知れて良かった
「アイシテル」がきっと 人間の強さなら
私を想って 街へ 生きて帰って
- 作詞者
かぼちゃ
- 作曲者
かぼちゃ
- プロデューサー
かぼちゃ
- ボーカル
Aokiro!

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アーティスト情報
Aokiro!
作詞、作曲、ボーカルをしているセルフプロデュースミュージシャン
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