melty flight Front Cover

Lyric

melty flight

Maggy Inkcup

未来がどうとか時代がどうとか

偉そうに語る奴が嫌いだ

百年足らずの命のくせに

って顔で聞いてたっけ

ああ、くだらない 全部無駄だって

頑張って それで何になる?

頬杖ついて眺めた窓から

君を見つけたんだ

街の息遣いが荒くなる

珍しく澄んだ夜だった

曰くありげな君に手招かれ

非日常のドアを蹴る

閉塞した心理 澱んだ善意

迷い込んだ袋小路

残された唯一の突破口

不安を払うように

碇を上げ

重力を振り切れ硝子の羽よ

無防備に高くロールして

退屈な日々を見下して

群青色の空に溶け合って

忠告も聞かず加速する

無邪気に笑う 月の花

たった一夜限りのmelty flight

君のためならなんだってできた

命すら消費えた

崩れそうな時計塔の上で

僕たちは語らった

やがてオルゴールは速度を落とす

ネジは巻けないまま

ほんの小さな幸せを

大事そうに抱えて

柔らかい月光を浴びて

君が振り返る

口元が動く

髪飾りが風に揺れる

傷ついたその姿は

何より美しく高潔で

僕は永遠を願う

分かってる、これが最後だって

重力を振り切れ硝子の羽よ

無防備に高くロールして

退屈な日々を見下して

群青色の空に溶け合って

忠告も聞かず加速する

無邪気に笑う 月の花

たった一夜限りのmelty flight

どうか優しい夢を

  • Lyricist

    Maggy Inkcup

  • Composer

    Maggy Inkcup

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