未来がどうとか時代がどうとか
偉そうに語る奴が嫌いだ
百年足らずの命のくせに
って顔で聞いてたっけ
ああ、くだらない 全部無駄だって
頑張って それで何になる?
頬杖ついて眺めた窓から
君を見つけたんだ
街の息遣いが荒くなる
珍しく澄んだ夜だった
曰くありげな君に手招かれ
非日常のドアを蹴る
閉塞した心理 澱んだ善意
迷い込んだ袋小路
残された唯一の突破口
不安を払うように
碇を上げ
重力を振り切れ硝子の羽よ
無防備に高くロールして
退屈な日々を見下して
群青色の空に溶け合って
忠告も聞かず加速する
無邪気に笑う 月の花
たった一夜限りのmelty flight
君のためならなんだってできた
命すら消費えた
崩れそうな時計塔の上で
僕たちは語らった
やがてオルゴールは速度を落とす
ネジは巻けないまま
ほんの小さな幸せを
大事そうに抱えて
柔らかい月光を浴びて
君が振り返る
口元が動く
髪飾りが風に揺れる
傷ついたその姿は
何より美しく高潔で
僕は永遠を願う
分かってる、これが最後だって
重力を振り切れ硝子の羽よ
無防備に高くロールして
退屈な日々を見下して
群青色の空に溶け合って
忠告も聞かず加速する
無邪気に笑う 月の花
たった一夜限りのmelty flight
どうか優しい夢を
- Lyricist
Maggy Inkcup
- Composer
Maggy Inkcup
Listen to melty flight by Maggy Inkcup
Streaming / Download
- ⚫︎
melty flight
Maggy Inkcup
Artist Profile
Maggy Inkcup
Maggy Inkcupの他のリリース