Lyric

眠らない街で冷光を求めてる

当てのない返信を待ち焦がれドレッサーから離れられずに

溶けかけのアイスに憂い注ぎ友禅とは程遠く攪拌

着飾らなくていい ありのままが好き

甘い囁きは可憐に策トラップ

品のない所に決意は立たずドレスアップ今夜も

明滅に罹患した合図に温もりを求めて

シルクの裏で触れたデバイスなぞっては ため息

ブルーライトの退屈に沈む前に連れ去ってよ ねえ

眠気覚ましの不器用な宵越しだって悪くはないから

すれ違うルミネセンスな心 剝き出しのカラーコンタクト

ほのかに残るジェルネイルの跡 浮かび上がる文字列だけじゃ

伝えきれなくて気持ち知りたくて見透かされてばかり

満たされなくていい ありきたりの隙

淡い綻びは思案を裂くクラック

品のない所に決意は立たずメイクアップ今夜も

明滅に罹患した合図に温もりを求めて

コルクの裏で熟れたリクイド啜っては ひと息

ネオンライトの狭窄に染まる前に連れ去ってよ ねえ

御伽噺の一瞬の偶像だって あなたと踊れるなら

意図を惹く瑠璃細工の儚さも

愛おしくを燃えると光にして

セントエルモから堕天するように

端末では得られない航海を