歌詞

惰性かはたまた慣性か募る焦燥を原動に

雨音がやけに遠く響く空の部屋で

想い満たせぬ言葉だけ ちらつく凶の昼下がり

溢れるように澄み切って塗りつぶせないな

やさしい嘘に浸しては未練と居た身を撫でゆく

解けぬように結んだ日々も味気ないまま

わからないと軽口から戻れないねって ため息が

愛想の裏で忍ばせた涙を払ってく

虚勢の発破は滑らかに さりとて本音は絡まって

喉元がやけに乾く喘ぐ思考の果て

顔出した愛が裏返るのなら

偽物か本物かは後付けによるだけ

思い出だけは穢れなく残せるように祈っても

重ねるように合わせた日付 苦みを増して

やさしい噓で濁しては終わりはどうか晴れやかに

忘れてゆくことだけで楽に慣れるのかな

止め処無い愛のトートロジー 腐らせた先から手折ってく

独白の空虚に縋っても美しく語ろう

風見鶏の羽 寂しく回る 二度とあなたへと向かぬよう

気づかないなら傷つかないで訳も無い振りで着飾って

日めくり巡る明日へ託す