Lyric

窓越しの雨を見つめてた

いつもの店の片隅

変わらぬ君の笑顔と

コーヒーの味

忙しい日々に追われて

いつしか擦り切れていた

週末のカフェで

心をほどかせてる

果たせないままの約束数えるより

やわらかな雨の音に包まれていよう

カウンターの向こう側

けむるポットの湯気と

何気ない君の話を聞きながら

ひとときの安らぎに

今日の日を信じてる

ありふれた　こんな時間が愛しい

不器用な暮らしの中で

与えられるものもないまま

移ろう季節の厳しさに

途方にくれたり

背伸びをしながら眺めては

たどり着けると話してた

あこがれの場所は

まだ遠く見えるけど

二人で歩く散歩道

ささやかな花たちが

気がつけばいつも彩っていた

「ごめんね」「ありがとう」

ずっとそばにいてくれて

うまくいかない毎日を

重ねてきたけれど

穏やかに寄り添える

二人の思いがあるかぎり

大丈夫　これからも歩いて行こう

カウンターの向こう側

ならぶカップの色と

おどけた君の顔に微笑み返しながら

ひとときの安らぎに

今日の日を信じてる

ありふれた　こんな時間が愛しい

ありふれた君との日々が愛しい