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歌詞

前言撤回

久三

「もう平気」って言った口が

一番平気じゃないって笑ってた

強くなったんじゃなく

弱さ隠すのが上手くなっただけだ

大丈夫って言えば言うほど

誰も近づいてこなくなる

守ってるつもりで作った壁を

一番壊したがってるのは自分だ

強がりが鎧になる夜

脱ぎ方わからず、眠れない

誰にも頼らないって決めた日から

孤独と肩を並べてる

戻れないって思い込んで

言い切ったあの一言が

今さらになって胸の奥で

一番うるさく響いてる

前言撤回、あれは嘘だ

私はそんなに強くない

「一人で平気」ってその言葉が

一番私を追い詰めた

前言撤回、今更でも

言い直させてくれないか

助けてって言えなかった夜を

まだ終わらせたくない

平気な顔で迎える朝

崩れそうなのはいつも夜

期待に応えるたびに

自分の声が一段遠くなる

迷惑かけたくないって

優しさで自分を縛って

誰にも頼れなくなって

強がりだけが習慣になってた

折れそうでも折れないフリ

壊れそうでも笑うフリ

負けないために選んだ孤独が

一番の負けだったと今はわかる

引き返したら負けみたいで

黙って耐えてきたけど

折れた心を隠す方が

よっぽど怖かったんだ

前言撤回、全部取り消す

強いフリはもうやめにする

平気なフリで生き延びるより

弱いままでもここに立つ

前言撤回、今更でも

言葉にしなきゃ終われない

助けを求めるこの瞬間が

私の再起動だ

正解みたいに言い切った言葉

後で自分を縛る鎖になる

戻れないって思ってた場所は

立ち止まることも許されなかった

「大丈夫?」って聞かれるたびに

大丈夫じゃないって言えなくて

誰かの安心を守るために

自分の心だけ切り捨ててた

でもな、

壊れないフリして生きるより

壊れたままでも立ち上がる方が

何倍もずっと

人間らしいって今なら言える

間違ったまま進むより

立ち止まって言い直したい

あの時の「大丈夫」は

今の私をまもれない

前言撤回、怖かったんだ

嫌われるのが一番怖かった

でも本音を隠したままじゃ

誰にも届かないって知った

前言撤回、それでも言う

私は今も不器用で

それでも生きたいって願うことを

もう否定しないで生きていく

取り消した言葉の数だけ

本当の、私に近づいた

前言撤回は負けじゃない

やっと正直になれた証だ

  • 作詞者

    久三

  • 作曲者

    久三

  • プロデューサー

    久三

  • ボーカル

    久三

前言撤回のジャケット写真

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    前言撤回

    久三

アーティスト情報

  • 久三

    心の奥に触れる、言葉のかけらたち。 傷ついた誰かにそっと寄り添い、 忘れかけた感情を呼び覚ます。 久三(きゅうぞう)は、痛みも、喜びも、迷いも、 「そのままの感情」で歌うアーティスト。 ラップ × バラード、語り × 詩、 静かなメロディの中に、鋭い言葉を宿す。 SNSではその日常に潜む“本音”を切り取った言葉たちが共鳴を呼び、 数々のリリース曲が、心の奥にひっそりと届いている。 心を燃やし、歌に変える。 それが Kyuzou の生き方であり、創作の核。 日本発、魂で叫ぶ男 Kyuzou。 感情を限界まで研ぎ澄まし、痛みも怒りも希望も「この歌に変える」Kスタイルの提唱者。 その声は叫びのように熱く、祈りのように静かに響く。 「それぞれの旗」「冷静なる支配論」「首輪の国、裸の勇者」「錆びた鼓動」 どの曲も、聴く者の心を撃ち抜く感情の刃を放つ。 Kyuzou の音楽は悲しみを拒まず、それを愛に変える。 そして、屈しない心と生きる誇りを掲げる音楽。 聴く者の胸に灯をともす、それが Kスタイル。 「この歌が残るなら、それでいい。」 その信念のもと、Kyuzou は今日も魂を鳴らし続けている。

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