歌詞

何にも言わないで

閉じた貝の気持ちで

みちる心　抱くように

さあ　まぶた閉じればもう

本当だから

地を這う亀の気持ちで

願いごとは月の向こう

砂の粒を運ぶようにして

コウノトリの飛んでゆく方へ

追いかけて花が咲いたって

夢はまた　夢の向こう

どうかだから

はるか海の底でも

小さな声を救いだして

まっすぐに君に至る声を

コウノトリの飛んでゆく方へ

追いかけて花が咲いたって

夢はまた　夢の向こう

潮風の中に

ささやかに揺れて

あたたかな渦を受けとめるように

立ちつくして…

聞いたことも見たこともない

コウノトリのいないところへ

君はもう　飽くまでに…

目の前の海の向こう

この無限の海の向こう

啼いてゆけ　啼いてゆけ

大きな影を見送って