狂らり歩く湖畔の淵
蓮に抱かれ君 嗚呼
月に舞い散る百夜の残照
翳り帯びた双眸に
籠女の乞う声
哭く鳥の怨みて
小匣に詰めた指の数かぞえ
悟り 果たされぬ約束が胸を胸を突いた
いつかの笑顔も今はもう ねぇ、
暗闇に貼り付くだけ
「いつか迎えに来る」と云った
あなたの嘘が追い立てた
籠女は笑うだけ
鶏を裂く夜に
右手に握るナイフが酔を裂く
ぽとり落ちて咲く紅葵 見送った
重ねた両手を溢れる温もりが ねぇ、
暗闇に溶け出すまで
焔よ風よ巻け
灰よ洗え
揺らり歩く涅槃の淵
蓮に抱かれて今 嗚呼
また来世で
- 作詞
Umemiya Kei
- 作曲
みずたけい
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小匣心中
みずたけい
今の時代だから表現できるレトロコンピューターミュージック、エレクトロニック・レトロとなってます。
日本人が忘れてはいけない表現、「哀愁」を現代の技術で取り入れつつプログレッシブな作品となっています。