Lyric

噛み砕くのも唾を吐くのも

僕は病んじゃって虫の息

管を挿し込んだら流れ出す

もっと生きなさい　作りなさい

痛いのはどこ？　声に出せない

声に出せたなら病んでない

今日の診断でもすべからく

誇大妄想デストロイ

果ては南天竺夢に見ないカタルシス

せめて最期に聴く音楽くらい自由に選ばせて

揺れる　涙すら遣り場も無い

搦め手に追われてとっぴんしゃん

穿つ　僕達に逃げ場はない

その手足捥がれた逃亡者

絶えず　ヒスノイズ鳴り止まない

耳鳴りで踊ればちんとんしゃん

兎角　空っぽに変わりは無い

哀しみに暮れない会葬者

首謀者はどこ？　被害者だらけ

誰が安全か測れない

謎の深海魚に攫われて

砂に埋もれたい　微睡みたい

傷口がない　血が流れない

骨は一本も折れてない

故に推定無罪ニヒリズム

呼吸困難デスラトル

僕が何点かも何色かもワカラナイ

せめて最終話の幕切れくらい自分で飾らせて

ズレる　この〼に居場所は無い

食み出せば打たれるとんてんかん

蓋し　悦楽に見境ない

生み落し投げ出す創造者

焦れる　〆切りに間に合わない

合いの手は外れてとんちんかん

不覚　僕達に手札はない

物言わぬ哀れな埋葬者

だけど僕だって同じ　夢を見ていたい

楽になっちゃって　宙を舞っちゃって

そんな闇夜に眠りたい

踊れ　抗える刃も無い

下衆な笑み浮かべるべっぴんさん

嗄れる　この歌に聞き手はない

後ろ指さされた放蕩者

挙句　死に場所が何処にも無い

行き先は知らないちんぷんかん

歩く　刑場はまだ見えない

濡れ衣を纏った収監者