結び紙縒り 春の抜け殻
靡く風鈴の音に重なる輪唱
人知れず必然のように
始まった線路
積もる紅葉 蜻蛉の音符
暮れる橙を背に預ける心臓
人知れず偶然のように
交わった線路
今もずっと譲れない
歌を歌ってるよ
だからきっと忘れないように
あの街もあの駅も抱いて紡ぐんだ
僕らが愛したものが全て
百年経っても残るものだったら
この愛しさも優しさも
味気がないだろう
傷付いたままで歩いていこう
あなたが抱えた闇が例え
時代を越えて巡ってきたとしても
この悔しさも寂しさも
希望になるだろう
終わらない想い 果てない続き
揺れる吐息 寒月の空
灯る提燈を手に連なる合掌
人知れず確かめるように
折り合った線路
今もずっと意気地ない
僕を育ててるよ
だからきっと色褪せないように
あの風もあの星も乗せて繋ぐんだ
僕らが信じた夢が全て
百年経っても叶うものだったら
この恋しさも嬉しさも
味気がないだろう
失ったままで歩いていこう
あなたが許した嘘が例え
形を変えて襲ってきたとしても
この悲しさも虚しさも
未来になるだろう
変わらない願い 止まない祈り
幸せの数だけ強くなれたなら
どれだけ楽な人生だったろう
無人駅のホームにあなたの面影を
探してしまうこの気持ちを
僕は春と名付けた
僕らが愛したものが全て
百年経っても残るものだったら
この愛しさも優しさも
味気がないだろう
傷付いたままで歩いていこう
あなたが抱えた闇が例え
時代を越えて巡ってきたとしても
この悔しさも寂しさも
希望になるだろう
終わらない想い 続き
傷付いても失っても
一人じゃないだろう
限りない光 消えない轍
解けた日々の輪郭を
拙いセブンスでなぞる
いつも悩んで
ずっと一人だったけど
- Lyricist
kaaki nakamura
- Composer
kaaki nakamura
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hyakunen tattemo
Human destruction project
2020年9月1日に始動した中村かあきのソロプロジェクト「人類滅亡プロジェクト」の4th Digital Single。沢山の人に愛される作品となった楽曲「常総線」に登場する茨城県を走る鉄道、常総線を運行する鉄道会社、関東鉄道株式会社の創立100周年記念コラボソング。関東鉄道株式会社の歴史と自身の人生を重ねたリリックには、傷付いたままでも、失ったままでも、希望や未来に向かって歩いていこうというメッセージが込められている。今作のMVも自ら監督を務めており、Twitter、Youtube等のソーシャルメディアにて話題を呼んでいる。
Artist Profile
Human destruction project
2020年9月1日に始動した中村かあきのソロプロジェクト。2019年の冬に大切な親友を亡くし、まるで人類が滅亡したかのような気分になった夜に名付けられたプロジェクト名には、1人でも強く生きていこうという決意が込められている。 2020年10月1日に1st Digital Single「春を待ってたんだ」、2021年1月1日には2nd Digital Single「常総線」、2021年9月1日には1st mini album「Bouquet」をリリース。2022年7月1日には3rd Digital Single「透明になれなかった」、2022年9月3日には4th Digital Single「百年経っても」をリリース。 楽曲「常総線」は関東鉄道株式会社とのタイアップを果たし、駅構内、中吊り広告をジャックするなど、多くの偉業を果たし、同年5月22日には関東鉄道株式会社との共催イベント「想うは常総線」を開催し、車両基地にて行なわれた生ライブで多くの人を感動させた。また、2022年9月3日には関東鉄道創立100周年記念コラボソング「百年経っても」をリリース。 儚くも力強いサウンド、そしてドラマチックな曲展開に載せられたリリックは話題を呼び、中村かあきが自ら監督のメガホンをとり手掛けている楽曲のMVはノンフィクションの物語になっており、Twitter、Youtube等のソーシャルメディアにて話題を呼んでいる。
Human destruction projectの他のリリース
higan records