

ペンを持って立ちつくす
励ましの言葉が
ひとつも 見つからなくて
僕はペンを置いた
君が欲しいのは
言葉じゃなくて
ゆらぎに寄り添う
ぬくもり ひとつ
今日は水面でも見て過ごそう
今日だけは手をつなごう
そよ風が かわかしてくれる
涙で頬 濡れても
いつか 笑える日くる
小さい背中は 僕をはねのける
“こっち来ないで”って 無言のメッセージ
汲み取るのは やめにして
今日はともしび見て過ごそう
今日だけは抱きしめ合おう
木漏れ日が 忘れさせてくれる
深い闇もいつか 愛せる日がくる
(生きてさえいれば…)
“星になりたい”と
消え入りそうな声で ぽつり
急がなくても いつかはいける
今はここで瞬き見せて
今日は水面でも見て過ごそう
出来るだけ一緒に生きよう
明日にも 君は繋がってる
危うさ抱えてもいい
命、手放さないで
(ゆらぐ、ゆらぐ、ゆらぐ)
- Lyricist
Mai Nakago
- Composer
Mai Nakago

Listen to Farewell Letter of Life_Inochi no Kakioki by Mai Nakago
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Farewell Letter of Life_Inochi no Kakioki
Mai Nakago
2023年夏制作。テーマはゆらぎ。
自然の中には水面や灯火、木漏れ日など
規則性と不規則性の中にある心地いいゆらぎがある。
それと同時に人の生命にも揺らぎがあると感じている。
いつ消えてしまうかわからない危うさの中で
わたしも、あなたも揺らぎながら生きている。
作った時期に同世代の芸能人が命を絶った。
決してわたしの生活と近しい人ではなかったけれど
あんな明るさを持っていると思っていた人でも
簡単にいなくなってしまうのだと思った。
彼に何を伝えたいだろう。会ったこともない人だったけれど
彼に思いを馳せながら、制作を進めた。
もしかすると自分の周りにいる大切な人の中にも
平気な様子を見せながら、心の中では消えてしまいたいと
思っている人がいるかもしれない。
生きることを強制したいとは思わない。
けれど、できる限り一緒に生きたいと思う。
少しでも寄り添える楽曲になりますように。願いを込めて。
なかごう まい
Artist Profile
Mai Nakago
Mai Nakago (Nakago Mai) Born in April 5, 1997. Japan. Artist (Singer Song Writer, Photographer, Writer and Poet.) I'm working on the concept of "to be a person who can accompany people in their daily lives and heal the people around them" and "to wear the one and only charm". I transmit the worldview I want to convey through songs, film photography, words and poetry.