Lyric

眠りからの覚醒は　とおい星雲からの交信により

宇宙のドアを開け　宇宙のドアを開け

黒い階段をかけあがる靴音の響きに

鍵をかけ忘れたかと不安になり

五光年分を引き返す

さみしさはくしゃみとなって　飛沫は粒子となって

発車ベルにまとわりつくらしい

まとわりつくらしい

それは海へと向かって

スキップするのはわたし

りりりりりる　りりりりりら

りりりりりる　りりりりりら

いつのまにか　あの色に染まる手を握りしめ

古びた花屋のかどで　ほほえむカンパネルラ

どうやらわたしのことが

憎いらしい　憎いらしい

あたたかいあなたを　おいてけぼりにして

さみしさはくしゃみとなって　飛沫は粒子となって

発車ベルにまとわりつくらしい

まとわりつくらしい

それは海へと向かって

スキップするのはわたし

りりりりりる　りりりりりら

りりりりりる　りりりりりら

裂かれるりんごのように　それはきびしく

狂った蝶に身をまかせ　舞うことなく

ぶつかる

思わず線香花火を

薬と一緒に流しこむ