歌詞

ひとり歩いてきた道の傍らには

崩れてく　あの日のことを

葉陰の温もりを　響く笑い声を

遠く横切る鳥影を

名付けられずにまだ瞼の裏に散る

ありふれた景色のすべてを

燃え落ちたあの星で君の手を引いた

思い出を、かなしみを書き留めるように

白んでく朝靄を窓辺に数えて塗り潰す

僕はもうそこにいないから

ひとり辿り着いた旅の結末には

薄らいだ　君の願いを

巡りゆく季節も二度と還らないさ

振り返らず手を振っただけ

名前を呼べばまだ繋がると信じた

ありふれた祈りの向こうへ

燃え落ちたあの星がまたたく夜には

静寂に包まれてただ待っている振りで

木漏れ日も夕凪も想いも融け去った

誰もいない最果てへ　終わりなき夢を

忘れてく

(繰り返す)

君の名を

(確かめる)

呼んでいる

(歩き出す)

君を探している　まだ