歌詞

例えば 耳に張り付く音色とか

何気ない生活に咲いた花

酷く眩しく見えてしまうのは

融け残った不安定の所為でしょうか

Face To Face じゃなくとも分かる

手と手 触れずとも分かる

後天的な焦がれに手を引かれて

足を取られている

愛とは名ばかりの矮小で

廃れた心を走らせる

曖昧塗れの願いで

乾きあぐねた意味を探してる

乾きあぐねた意味を探してる

例えば 日々を映した哀歌とか

見えない位置に出来た痣

忘れたくても消えない傷を

人は愛と呼ぶのでしょうか

Take On Me ♭する感情論

何回も ♯して熱暴走

どうして僕らは特別でいたがった

痛がるだけなのに？

解と花曇りの感傷は

悴んだ手で僕を弄ぶ

そうして偽る雪解けで

名残る匂いを振り払ってる

名残る匂いを振り払ってる

頬を掠めた呼吸で

心を撫でた気になっていた

惑って自壊する私を

馬鹿だね 馬鹿だねって嗤ってくれ

（正しく間違っていく

生温いところを探してる

親指一つで届いてしまう

言葉に意味など無いから

心臓の裏 流れている

不可逆性に囚われる

滲んだ記憶は生乾き

洗っても落ちない鈍に染まった）