

春風が耳をふさぐ季節
小さな波で産声あげる
最果ての地ではいつでもかわいい
あの子が見ている
空を舞う大きな翼と
するどく長いカギ爪と
いざとなったら武器になる
尻尾だってあったからさ
今日と明日のタイムライン
セーブで箱庭砂場型
悪いやつらはこの手で
とっちめるからさ
えきのハトが飛びあがる
その時には
僕は翼広げ群れの中にいた
僕ら思うままキメラだった
雲はドラゴンで傘は剣さ
教室のテロリストからクールに
好きな子を守るの
回路はまだ未完成だけど
バグでわからないことだらけで
選挙カーと灯油売りの雑音(おんがく)が
耳をなでるの
♪
メモ帳に取り消し線
目的地まで徒歩五分
未来見据えて後悔に
怯えてこのザマさ
窓の日差しがちょうど
あたたかくって
たまにあの頃の通りの
夢を見るの
みちに飛び出てくる
とかげらたちには
気づくスキなんて
今の僕にはない
僕ら思うままキメラだった
人はいつからか自分だった
手鏡の相を知って 剥がれる
カギ爪のように
福笑いのように稚拙でも
僕らは確かにキメラだった
せめて微睡みの境界では
ただキメラでいさせて
ここはあのときのままで
- 作詞者
ヰ駅
- 作曲者
はるーえ
- プロデューサー
はるーえ
- ミキシングエンジニア
はるーえ
- マスタリングエンジニア
はるーえ
- ボーカル
重音テト

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想像のキメラ (feat. 重音テト)
はるーえ
アーティスト情報
はるーえ
軽やかにピアノとシンセを操り、“可愛さ”の中にある“痛み”を描き出すボカロP/ピアニスト/アーティスト。 2020年より活動を開始し、主に初音ミクを用いた楽曲をYouTubeやニコニコ動画にて発表。 ピアノとシンセを中心に構築されたサウンドは、可憐でありながらもどこか不穏で、聴く者の心に残る強い印象を残す。 「胡蝶の夢を魅て」「痛いの痛いのshowtime!!」「悔やみんぼ少女の泡沫日記」など、恋愛の痛みや“普通”に縛られた心をモチーフにした楽曲を次々と公開。 “愛が重い”という感情を等身大に描き出し、儚いメロディーと鋭い言葉のギャップで共感を呼んでいる。 “ヤンデレなただの音楽好き”を自称しながらも、彼女の音楽は聴く者の心に静かに寄り添い、時に救いを与える。 はるーえの紡ぐ音は、可愛さと狂気、孤独と共感が交差する場所に生まれる。 ●YouTube: https://www.youtube.com/@harue523 ●Twitter: @harue523
はるーえの他のリリース
重音テト



