Lyric

ただ夜明けを待っていた 月明かりに寄り添って

胸の奥焦がれていた 曖昧な嘘をついて

照らされたこの身だけは 暗闇に飲まれまいと

忸怩たる想い捨て 夜をなぞった

足がもつれ地に伏して 泥塗れで空を見て

星ひとつに嗤われて 彼方から賭した

痛みなどとうにないと 口火切る夜半証明

退路はもう断ち切った 僕らの声と

繋ぎ合った思考の価値がどれだけの愛と知ろうとも

巡り合った世界の先がこれだけの解と言おうとも

記憶が

呼吸が

希望が

全てが

色褪せて弾ける

誰の言葉も意味さえも失っていく

滲む血だけが確かに此処に在る

贖いの声を奪われても

貴方には届くように

微睡の中 日々だけを重ねていく

軋む命が明日を望んでいる

霧舞う空に霽れを祈った

今は遠くて

ただ朝を願っていた 明日に向けて機微を唄う

脳の奥こびりついた 再会の夢の跡で

奪われたこの景色じゃ 夜の果てと変わらずに

落ちていく一欠片

深淵に捕えられて 立ち上がる術もなくて

星ひとつ睨みつけて 落ちた涙は

翳りなど今はないと 此処からの夜半証明

後戻りは出来ないから

繋ぎ合った思考の価値が どれだけの愛と知ろうとも

巡り合った世界の先がこれだけの解と言おうとも

記憶が

呼吸が

希望が

全てが

色濃く混ざり合う

繋ぎあった思考の価値を

巡り合った世界の先で

誰の言葉も意味さえも失っていく

滲む血だけが確かに此処に在る

贖いの声を奪われても

貴方には届くように

朽ち果てながら夜を飛び越えていく

傷跡の全てが 誉だと

光る空に霽れを掴んだ

貴方と共に

過去は遠くへ