

昼の熱がゆっくり溶けて
潮風が肌を撫でていく
コンビニ帰りのアイス片手
海沿いを並んで歩いた
街灯に照らされた横顔
なんか今日は反則なくらい
くだらん話ばっかしょーるのに
胸だけ妙に騒がしい
遠くで誰か笑っとる
線香花火みたいな声
「帰りたくない」その言葉を
飲み込んで空を見上げた
波音が近くなる頃には
素直な気持ちが溢れそうで
潮風に隠しながら
お前をずっと見とった
星が滲むあの時間だけ
世界が静かになるんよ
“夏は夜”
その意味が少しわかった気がした
自販機の白い灯りに
小さな虫が集まっとる
俺らも季節に誘われて
ここまで来た気がした
サンダル鳴らして歩くたび
肩が少し触れ合って
たったそれだけなのにもう
ドキドキが早よぉなっとる
海に揺れとる月明かり
お前の髪を照らしとる
時間よ止まれって本気で
思ったあの帰り道
終わる季節わかっとるけぇ
今を抱きしめたくなる
言葉にできん想いほど
胸の奥で光っとる
朝焼けが来るその前に
ちゃんと伝えられるかな
この胸ん中いっぱいの
「好き」が消えんうちに
防波堤に並んで座って
ぬるくなったサイダー飲んだ
沈黙さえ心地ええほど
隣が自然になっとった
お前が不意に笑うたび
夜風まで優しくなる
こんな何気ない時間を
守りたいって思ったんよ
遠くを走る船の灯り
ゆっくり海を横切ってく
「また来ようや」その一言が
胸の奥に残っとる
波音だけが響く中
お前の視線探しとった
触れそうで触れられん距離が
やけに愛しくてたまらん
星が少し薄れていく
朝が近づいとる空
この瞬間終わらんように
心の中で願っとった
もしも何年先になって
別々の道歩いても
きっと思い出すんじゃろう
あの潮風の匂いごと
静かになった帰り道
繋げんかった左手と
言えんままだった「好き」が
今も胸に残っとる
- 作詞者
よしき
- 作曲者
よしき
- プロデューサー
よしき
- その他の楽器
よしき

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アーティスト情報
よしき
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