Lyric

形を変えて溶けていく祈り

煙のような生命を辿り

伸ばした手と手届かない想い

踊っていたいの今日もくたばるまで

何も変えられぬまま消えてく足跡

どこにでもあるような明日も

気づかれぬまま夜に沈んでく

カラスの群れ

傷みすら甘くて

この手など引き裂いてくれたら

涙の跡をなぞって傘をさし

抱きとめて

溺れ落ちて行こう

闇路の途中のかすかな光

灯火にも似た心の誤り

うぬぼれた罰と過大な理想を

抱えきれないでこぼれ落ちた

躓かないように下ばかり見ていた

綺麗なままであろうとした

目に見えぬ物は見ようとせず

笑っていた

その目にはうつらない

この身など捨て去った意味もなく

傷つけた形のない

弱さなど許せないまま

生きるつもりだろうか

愛することも選ばれないことも

きっとどちらも

些細な理由しかなくて

ただそれでも

輝いて見えたのは

どうして

壊れた時計など

あなたさえ狂わせてしまうから

突きつけたナイフは

音もなく滲んでく

傷みすら甘くて

この手など引き裂いてくれたら

涙の跡をなぞって

傘をさし抱きとめて

その手すら取れないで

この身などここにある意味もなく

傷つけた形のない

弱さなど許せないのは

誰かの為だろうか