湿った空気が街を覆う頃に
I miss youが募っていく
らしくない僕が顔を出す
実った恋ほど
語るに値しない物は無いと
誰かが嘯く駅のホームには
昨日から忘れ物のぬいぐるみ
ピンクの熊
早足の雑踏が過ぎる
ロックチューンはもう聴こえない
君の部屋に置き忘れていた
時計の針動かしてよ
今ロックチューンを掻き鳴らせば
君に近付ける気がして
下手糞でも歌っているんだ
狂った恋だけ無闇に求めて
自己嫌悪の事後に今
大切な貴女と二人
力は何も齎さないから
優しさだけ与えられたら屹度
其れが
ロックチューンが鳴り止んだら
君の手を引くその役目は
見知らぬ誰かの物に為るのかな
今ロックチューンを掻き鳴らせば
君とまた歩ける気がして
下手糞でも歌っているんだ
嫉妬許りの命が
輝ける場所を見つける
其れまで歌っているんだ
- 作詞
しげ
- 作曲
しげ
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WEEK10
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