Lyric

広く　晴れた　空は

古い絵本の中

ひどく　沈む　空は

灰色　押しつぶされそうだ

死にたいままに生きてたって

生きたいままでは生きられなくて

苦しむ先だけ僕を描いている

生きたい過去で

死にたい過去だけ目を瞑って

生きたい明日だけ手を伸ばしている

僕は暮れる世界で

藁に縋った気持ちになるまで

歌って　歌って　目を顰めるだけで

仇に咲いた一人になるまで

謳って　謳って　詠って

淡く　霞む　空は

濁る茜色

白く　覚めた　冴やか

視界は　霞みは晴れて行く

死にたいままに生きてたって

生きたいままでは生きられなくて

お気に入りの日々だけ僕を描いている

死にたい明日でも

生きたい明日には君は居なくて

生きたい今日では手を伸ばしている

僕は憂う世界で

暮れる世界へ

藁に縋った気持ちになるまで

鬱いで　不才で　目を顰めるだけで

穴の空いた気持ちになるまで

悔やんで　穿って　手を伸ばしていく

届かなくても

藁に縋った気持ちになるまで

歌って　歌って　目を顰めるだけで

仇に咲いた一人になるだけでも

謳って　謳って　詠ってよ