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歌詞

海へ

asayake no ato

夏の終わり、脚を縮め、川べりから噎せるような潮風に、

きれいに編んだ髪をいたわるように、

うみが、ちかい、あのひとが、ちかい。

ぬくもりも、動物たちの行列も、いつも彼らはどこかに物語の結晶を隠しているし、

胸の中はじけて消えていくサイダーのように、

何歳になっても(原色の)きらめぎとどめたい。

諦めに寄りかからず、現実に損なわれず、九月の見る夢も、無数の哀しみも、どうしようもなく美しい。

ほかに生き方を知らないし、繭から糸を紡ぐように、思い出に題名を付けて暮らしたい。

その目隠しをとったって、あなた自身は、見透かせない。

椅子を失くして、もう待ち飽きた。

あなたは聖書を波に抛り、今水平線の向こうから、夜の幕があがる。

  • 作詞

    神社宏行

  • 作曲

    神社宏行

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アーティスト情報

  • asayake no ato

    先人たちが築いたエモやポストロック、ジャパンオルタナの系譜を受け継ぎつつ、緻密なアンサンブルと流麗なメロディセンスを兼ね備えたタフな楽曲を武器とする。また、Vo.神社の歌声はジャンルを超えて聴く者の心を震わせる。次世代ジャパニーズエモのフロントランナー。

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