歌詞

かがんだままでひざを抱く

ココロをあたためている

僕の声が伝わらない

淋しかった昨日

差し出す君の左の手

つかむ勇気をしぼませて

たゆたう想いに押された

僕が軋みだす

見ないで

きれいな言葉の中で

今　僕は自分をごまかしてるんだ

たやすい願いをかなえることで

苦しみから逃れようとしているよ

舞う砂ぼこりに泣いても

アスファルト越えて

きっとみんな咲いてるのに

幼稚なままのプライドじゃ

ココロがむき出しのままで

いつもかすかに痛むんだ

わずかな風でも

僕はもっと強くなりたい

君が待っているうちに

いびつな明日の光で

涙を溶かして

誰にも教わらずに始まった

鼓動さえ窮屈に感じてた夜

あの時

君が僕の背中から

抱きしめてくれたから

呼吸ができた

まだ芽を出したばかりの

僕は種

春の木漏れ日にも間に合うかな

自分の体温だけでは

指先凍えているから

君の手つかんでいいかな

ココロは決めたよ

光のあたる場所でなら

必ず影もできること

気づいたときから始まる

物語にしよう

たとえば未来を隠して

進む道だとしても　今

光と君に向かっている

忘れずに行くよ

氷点下のこの胸から

君が咲かせてくれている

僕の花

風に揺れても空に向かう花