歌詞

(女) 湯の街 ネオン 川のほとり

年に一度の慰安旅行

新幹線の中から飲みすぎの

ホテルに向かう人の群れ

つい探してしまうのあなたの姿

ああ、二人きりになりたいの

熱海の夜

(男) 部長、課長、係長に主任

そのまた向こうに君の姿

浴衣姿がまぶしくて

目と目があえばうれしくて

乾杯の音頭は長すぎて

ああ、二人きりになりたいよ

熱海の夜

(女) 麦酒に日本酒焼酎ワイン

弱いお酒を勧められ

夜風にあたるの、庭の月

火照る頬に冷たい素足

今ここにあなたがいてくれたら

ああ、二人きりになりたいの

熱海の夜

(男) おあいそ 陰口 昔の自慢話

重ねる杯が重くなる

君の笑顔が恋しくて

上司の盃断って

庭でも見るかと席を立つ

ああ、二人きりになりたいよ

熱海の夜

(男女) 君と あなたと 二人きり

月のお庭の影の中

「ああ、キミもか」

「ぐうぜんね」

「ちょっと飲みすぎちゃって」

「あら私も」

(男女)何気ない言葉をかわせば

募る思いはますます熱く

二人そっと手を伸ばす

ああ、二人きりになりたいの

熱海の夜

(男) そこに現れた部長

トイレに立った部長

メートルあがった部長

二人の手をとりばんざい

「カイシャばんざーい」

(女)ああ、ジャマすぎる

(男)ああ、およびでない

(男女)ああ、

(男)こりゃまった失礼いたしました

(男女)熱海の夜