烏合のジャケット写真

歌詞

烏合

OSTER project

ちっぽけな自分を満たす為なら

世界は小さな箱の中だけで良かった

色褪せた特別という言葉さえ

呪いになっても手放せないまま

よくできました

頭を撫でられて喜んだ

それだけのこと

相対評価 隣よりも

ちょっと出来が良かっただけ

類い稀なき

数十年に一人の逸材

世界の広ささえも知らない

大人達の無責任な品評

掃いて捨てるほどの才能の中

取るに足らない色は濁っていくだけ

埃被った賛辞で心燃やして

ギラついた目で居場所探した

自尊心 虚栄心

焼き尽くし余りある

こじ開けられた世界の眩しさが

劣等感 焦燥感

煽り立てて突きつける

結論は何者でもない僕に

世界は興味がない

まやかしでも無邪気に

思い上がれていた

あの頃の方が幸せなんて

口にするほど"今"が朽ち果てていく

頑張らなくてもいい理由探して

立ち止まった分だけ取り残されて

優しいだけの言葉に甘えたとして

満たせるのは一瞬の渇き

小さなグラスに溢れたプライド

音を立て滴る日々よ

金輪際もう一切

満たされることはない

まるで底の抜けたバケツみたいだ

喪失感 充実感

何を以って決まるのか

分からないまま過ぎゆく時間が

侵食する心の肌

努力に基づく未来

その途中に立つ数多の墓標を横目に

まだ歩き続けるのか

明日さえ見えないまま

愛するより愛されてみたかった

多分そんな単純なことだと

認める勇気さえなかった僕に

答えなど見つけられない

焦燥も本能の創造する感情ならば

この苦しみにはどんな

意味があるのでしょうか

特別は特別じゃ無くなってもまだ

腹の底蠢いて

金輪際もう一切

満たされることのない

こじ開けられた眩し過ぎる世界で

劣等感 焦燥感

手懐けても暴れ出す

平凡で何者でもない僕に

世界は微笑まない

  • 作詞

    OSTER project

  • 作曲

    OSTER project

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