歌詞

「花の雲鐘は過去か未来か」

息も忘れ過ごした

君といた泡沫の時を

一人詠み口ずさんでいた

燃ゆる花の記憶と

命短し恋せよ乙女

どこかで聞いたような言葉の中

遠のく君との日々

終わりを告げる

寝過ごした春の風が頬を描く

触れた指に流れた涙が

散りゆく花びらのように

別れ際君が呟いていた

幸せは続かないと

この気持ちが苦しくて痛むから

刹那に散って

君と見た泡沫の夢の中

今は私一人の吐息さえ届かない今は

永遠を求めてしまったの

二人で過ごした日と

君と見たかった未来の夢

瞼の裏で描いたの

溺れてゆく君のもとへ

揺れる想いに身を任せ

いっそ終わらせてしまえたならば

なんてただ思うだけなのよ

一人呟く空に

君と駆け出し

あの日見てた夢は

美しき桃源郷

桃の花に描いた君との日々

ここに残し詠うの

旅立つ君へ咲いて

さよならも交わせないまま

夢の中に消えた君

愛おしく残る想いが

この胸を燃やして

君と見た泡沫の夢の中

今は私一人の吐息さえ届かない今は

時を戻してこのまま

二人で過ごした日と

君と見たかった未来の夢

あの月へとこの手伸ばして

君と美しく散る

To my beautiful you