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SSW・256面楚歌によるソロプロジェクト「108pierrots」によるポップス・バラード。
彼の特色である重層的なコーラスワークはどの楽曲にも増して剥き出しで、ベース・ドラムのリズム隊を除いたウワモノは、ギターもピアノもシンセも使わず全てコーラスワークのみで構成されるという徹底ぶり。
というのも、本楽曲は108pierrotsの始動前からデモとしては存在していたため、ライブで演奏される曲目の中では最も古く、彼の原点と言っても過言ではない。プリミティブな衝動がそのまま楽曲となったような印象だ。
一方、コーラスワークとリズム隊のみの楽曲にも関わらず、ミニマルな印象を受けず壮大なバラードとして聴けるのは、彼のトラックメイキング技術やポップスへのバランス感覚の上質さの証明と言えよう。
都内で活動するSSW「256面楚歌」によるソロ・プロジェクト。 メロウなJ-POPを彷彿とさせる叙情的な唄を中心に、Sigur RosやKyte、MewやKeaneなどから影響を受けた広大な景色を感じさせる空間的なサウンドが包み込む。大自然への憧憬とシティへのコンプレックスが、ノスタルジーの垣間見える郊外のポップスを紡ぐ。 また、自身のアートに対するこだわりは強く、作編曲・作詞だけでなく、ミックスやマスタリング、果ては水彩や切り絵を駆使した叙情的なジャケット・アートワーク作品や映像の制作も自主で行う。