

指先だけで 触れた約束
誰にも言えない 時の狭間
浴衣の柄が 夜風に揺れて
もう 戻れないことを知った
ふたり並んだあの縁側で
沈黙さえ 名前を持ってた
花火の灯に 照らされた横顔
まぶしすぎて まっすぐ見れなかった
ひと夏の恋にしては 残酷で
でも…忘れられるほど 浅くはなかった
通り雨みたいに ふいに始まって
乾く間もなく 過ぎてゆくなんて
ふざけた言い訳も 覚えてる
少し遅れて 胸が痛くなる
誰かを愛すたび 少しだけ
嘘をうまくなる気がしてた
時が流せるものならば
こんなに深く残らないはずよね
花火が空に咲いたあとの
あの静けさが
今も私を 離さない
最後に言わなかった言葉たちが
風鈴みたいに 心に揺れてる
“好きだった” ただそれだけで
救われた夜もあったの
終わった恋のなかに
灯りが一つ まだ残ってる
思い出より 痛みより
もっと深い場所で
あなたを まだ
愛してる
あの夜 明りが消えるまで
私たちは ちゃんと恋をしてた
- 作詞者
hare_tabi
- 作曲者
hare_tabi
- プロデューサー
hare_tabi
- プログラミング
hare_tabi

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夏恋花火
hare_tabi
アーティスト情報
hare_tabi
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