27年前の私に送る秋田の詩たち。のジャケット写真

歌詞

夜と和解

鈴木 諭

私は私の中で夜を造り

気付けば真っ暗闇の中にいた

置いてあったはずの懐中電灯も壊れ

一人で歩く事すらできなくなっていた

開いてみれば物事は単純で

複雑なものは何一つ無かった

三段盛りのお通しの

なめこが少ししょっぱすぎる

夜と和解して

もっきりの地酒を飲む

不幸な話に華が咲いて

柳町のアーケードは

湿ったままだった

人の心は分からねど

自分の心は知ってる

だから壁を作るのは簡単で

遠ざかるのも簡単だ

"苦"というものが

何処から来るかは知らないが

心の底で作り出す"苦"が

なにより恐ろしいのだろう

七号線を走る代行の中で

そんなもの思いに耽る

夜と和解して

もっきりの地酒を飲む

不幸な話に華が咲いて

柳町のアーケードは

湿ったままだった

  • 作詞

    鈴木 諭

  • 作曲

    鈴木 諭

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アーティスト情報

哥処 墨林庵

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