27年前の私に送る秋田の詩たち。のジャケット写真

歌詞

遠い昔の冬の空

鈴木 諭

遠い昔の冬の空

迎えの家の

親戚のおばさんが死んだ

人の死に直接触れる事は初めてで

何もかも生々しく

笑って話してた筈の人間が

真っ白な布団に寝てる姿を

この冬の空を見てると

思い出すことがあるんだ

ああ寒い寒い

なんて寒いんだ

寒くて寒くてしょうがなくて

もう何も感じなくなったんだ

遠い昔の冬の夜

親戚のおじさんが

首を吊って死んだと聞いた

おかしな素振りは何もなかったと

みんなそんなことを言ってたけど

当たり前のような様子でいることが

思い詰めてることの

何よりの現れではないかと

僕は今でも思っている

ああ寒い寒い

なんて寒いんだ

寒くて寒くてしょうがなくて

もう何も感じなくなったんだ

  • 作詞

    鈴木 諭

  • 作曲

    鈴木 諭

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アーティスト情報

哥処 墨林庵

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