歌詞

フロム彼方

チリチリと太陽の日差し

目がさめたのは昼下がり

昨日の夜からの雨も止み

蝉の声 アスファルトの匂い

おきぬけにコーヒーで目を覚まし

君に手紙を書くのも久しぶり

開け放つ窓 吹き抜ける風

もう夏は すぐそこ

拝啓お元気ですか

こっちは相変わらずってところです

あーだこーだ言いつつも

なんだかんだ淡々と

月日の経つのは早いもので

気付けばあれからもう数年

普通に就職なんかしたりして

いまじゃ後輩に頼られたり

新聞見ても暗い話ばかり

目に付くようになったなんて

そんな感じの歌もあったっけ

まったくもっていまがソレで

「結婚しました」のハガキとか

「とうとうアイツも」と独り言

そうそう一つ言い忘れてた事が

君によく似た彼女ができました

フロム彼方

外からは耳慣れた この街の喧騒が

ざわめく木々 にぎやかな

子供たちの声が遠くから

あの頃のぼくら 色んな事が

あったなって なつかしくて

楽しい事ばかりじゃないけど

笑えますね どれもいま思うと

ケンカするたび背伸びして

大人ぶってもふてくされた幼顔

不満もらしながら寝た君の

横目で盗み見た無防備な寝顔

まるで昨日の事のよう

いまにも「ただいま」の声が

聞こえそう

いつからか夢にも出なくなって

部屋から君の匂いも消えて

片手で数えられるくらいだけど

料理のレパートリーも増えました

めんどくさがりは変わりませんが

こっちはなんとかやってます

ついつい長くなってしまいました

それではまた 手紙出します

あの日から年を取らなくなった

君の住む 遠い町まで

フロム彼方