

湿った肌に 目が覚める朝が
こんなに懐かしいなんて
きっと気のせいかな
耳をすませれば 夏の声がする
窓から溢れた 温度に手をかざしてる
日差しよりも強いあなたの声
今でも頭中残る とても眩しく
まるで一緒に眺めた花火ね
風鈴よ 応えて
あの日の「ありがとう」の意味を
どうして 儚げな笑顔が 忘れられないの
溶けてゆく 想いと
あなたの好きだった音色
窓から覗く短冊は
今日も優しく揺れている
祭りの匂い 鼻腔深くに届く
初めて着た 青い浴衣 今も覚えている
青空みたいと そんな言葉に
照れて浮き出した
赤を隠す 日の頃
力を加えるほど 伝わる孤独な愛想
夢中に駆け出す
その白紙のページを
鮮やかに染めたくて
風鈴よ 応えて
あの日の「ごめんね」の意味を
どうして まだ花は枯れてない
輝けるのに
溶けてゆく 夏氷
寒がり心も温まるように
込めた短冊が
今日は激しく揺れている
風鈴よ どうして
あなたの「さよなら」って言葉ですら
私に聞かせずに 消えてしまったの
解けてゆく あの頃の
涙と哀しい記憶
あなたがくれた この風鈴を
そっと触れ 抱きしめた
風鈴よ 見ていてね
私の願いを 心を この先を
いつまでも大きな あの日々のように
風鈴よ ありがとう
明るい風が運ぶ
あなたがくれた深い愛は
今日も優しく ここにあるから
- Lyricist
Flate
- Composer
Flate
- Producer
Flate
- Programming
Flate

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