無重力の惑星のジャケット写真

歌詞

彗星

愛見四子, 寿春歌

昨日より強く風が吹いてる

掬い出そうとする度に

指の隙間から零れてく

ふやけた僕の両手で

何ができるだろう

意味も無く過ぎて行く

日々を指折り数えてた

汚れた僕の声で

誰を救えただろう

もうきっと もうきっと 叶わないと

塞ぎ込んだ夜を越えて

もう一度 もう一度 願うほどに

高鳴る鼓動 朝を目指す

掴んで無くなって

泡になったってさ

零れていったその全部を

拾い集めに行くよ

この手で取り戻す

そのために今があるなら

強く輝いて見せて 彗星

譲れないものがあるせいで

誰かのためになれない

ひとりぼっちの暗闇で

耳を澄ませてる

つかないヘッドライトと

昨日を照らすテールライト

壊れた僕はどこまで

駆け抜けられるだろう

もうきっと もうきっと 出会えないよ

腐り切った宇宙を超えて

もう一度 もう一度 巡り合うと 想い描いて

君を目指す

いつだって 泣いて

朝になったってさ

零れていったその涙は

夜だけに光るよ

笑って 明日の方角へ

行くために今があるから

悲しみを抱きしめるよ 彗星

思い出の剥製 飾られた銀河で

汚れた僕の声は 君のための歌になる

昨日より強く風が吹いてる

未来が今変わろうとしてる

掴んで無くなって

泡になったってさ

零れていったその全部を

拾い集めに行くよ

この手で取り戻す

そのために今があるから

目印はそう 光ったあの彗星

泥だらけでも向かうから

いつかのように笑ってよ

彗星

  • 作詞

    WOKUYAMA

  • 作曲

    WOKUYAMA

無重力の惑星のジャケット写真

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無重力の惑星

愛見四子, 寿春歌

個であり、団体であり、場を目指す表現者の集いである、img。本作はimgの舞台作品、リモート短編作品の劇中で誕生した楽曲を新たに収録したアルバムである。劇中でしか流れない音楽を、劇場から世界へ届ける”ゲキ歌”プロジェクトの一環である。

未曾有の危機に見舞われた2020年。
不要不急と括られたエンターテインメント。
しかし、私たちが今日こうして生きている力の中には、音楽があり、映画があり、演劇がある。そんな見えない活力を与えてくれるものを大切にしたいということを気づかせてくれた2020年。忘れられない年に、エンターテインメントの可能性を大きく感じることのできる一作だ。

アーティスト情報

  • 愛見四子

  • 寿春歌

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