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東京インディシーンに蠢く異端のソロアーティスト、AD再騰二三夫とベントラーカオル。本作「動向」は、芸風を異にしながらも'10年代初頭から数々のイベントでの競演と個人的な交流が続く盟友同士の初の連名リリースとなる。
ユニット名義としては、アブストラクトなテクスチャーと硬質なビートに乗せてコロナ情勢に翻弄される日々の鬱憤を吐き出すリード曲「DOCO」、永遠のアマチュア(愛好家)としてのDTM愛をストレートに表現したインダストリアルナンバー「Preset Love」、2018年に行われた両者の対バンツアーのテーマ曲「JUNGOU」とEPを締め括るインスト「Outro」を収録。
またそれぞれのソロ名義として、ズレやノイズまでをも修正せず残した荒削りなトラックにトラブルと格闘する慌ただしいライブの雰囲気をそのままパッケージした「サツピエサンバⅦ」(AD再騰二三夫)、激しく歪んだデジタルハードコアサウンドに乗せてひたすらにアジテートする本人としても新機軸のアプローチ「2021」(ベントラーカオル)の2曲を収録。
新潟県出身のSSW/プロデューサー。2015年発表のアルバム「EGO IS EGO」以降コンスタントにリリースを続けており、その多くは作詞作曲、歌唱演奏、ミックス/マスタリング、アートワークに至るまでを自身で手がけている。 SUPER GENTLEのベーシスト、Koochewsen(ex. クウチュウ戦、現在活休中)のキーボーディスト/ベーシストとして、また田口囁一(ex. 感傷ベクトル)とのユニット・Thomassonやドラマー/トラックメイカーのszkとのユニット・ベントラーカオル with szkなどでも活動中。 また「Groovy」、「SOUND of LOVE」などの映画音楽、曽我部恵一「永い夜 (2024 Version」共同プロデュース、PEOPLE 1、きのぽっぽ、湯木慧などのライブ/レコーディングのサポートなど活動領域は多方面に及ぶ。
AOANA