歌詞

夕凪

静けさが思い出を呼び起こす

さよならを

君に告げたこの海で

少し大人びた君の横顔に

あの時遠くを見つめていた

瞳から一筋流れた

君の心を

解き明かすほど僕がもっと

上手く言葉を

操れたなら違っていた

君の悲しみの扉を開けてこぼれた

時の雫が・・・・・

月白の

空にまるで君の瞳から

流れ落ちた

星屑が輝けば

それは時計の針を逆回りさせて

今日の終わりを置き去りにしたまま

僕を過去へと誘う

悲しいくらいに

君を好きだった蒼い思い出

いつもの海の

約束の場所に君だけいない

あの日うかつに口にした最後の言葉を

やり直したくて

沈黙の闇の

海を照らす月の明かりが

過去を消し去り

明日への道標となるなら

もしも僕が

時の流れさえももっと自由に操ることが

出来るならば

過去と未来が交わる約束の場所で

もう一度会いたい・・・

思い出の君がさりげない本物に思えてきて・・・・・