Lyric

愛を叫ぶ

愛を叫ぶ

愛を叫ぶには程遠く

息が詰まる

息が詰まる

息が詰まる程苦しいのです

愛を唄う

愛を唄う

愛を唄うんだ、どうか

聞こえているなら

笑っていて欲しい

♪

弓を引いた

揺れる弦が唄う

春風に混じる

凪は引いた

震う鼓膜を後目に

艶やかに揺れるドレス纏った

一目惚れした表紙が目に留まった

ページを捲り君を読み始めた

挟まれた栞に手が止まる

胸を焦がす

目を閉じる

あなたと居れる幸福を抱きしめるから

私の握る花束を

いいよ きっと ずっと

あなたの描く走馬灯に写れるのなら

此の身朽ちても想うの

いいよ きっと ずっと

愛を叫ぶ

愛を叫ぶ

愛を叫ぶんだ もう切なく

息が詰まる

息が詰まる

私今どんな目をしていますか

愛を砕く

愛を砕く

愛を砕くんだ、どうせ

乾かぬ袖

誰も居ない場所で

ひとりぼっちで沈んでいく

筆を執った

擦れる紙が唄う

想いはインクに滲む

封を切った

絹漉しされた言の葉は

指をなぞり君の目に渡った

めまぐるしい表情は絵本の様に

身も心も全て動かし始めた

触れる肌 仕草が

愛おしい

恋をした

愛してた

儚く消える横顔に何と名付けよう

私の居ないその場所で

「愛を伝える」その術を知らない、だから

私に出来ることなんて

いいの きっと ずっと

愛を叫ぶ

愛を叫ぶ

愛を叫ぶには程遠く

息が詰まる

息が詰まる

息が詰まる程苦しいのです

愛を唄う

愛を唄う

愛を唄うんだ、どうか

聞こえているなら

笑っていて欲しい

愛を唄う

君と唄う