歌詞

『あんたは飽き性やからお姉ちゃんと違って“あかんたれ”や』

習い事放り出した僕に母親が言った…

それが悔しかった僕は「野球選手になったる！」と

10年続けたけど　やっぱモノにはならんかった

“ここ”という時に　ケガばっかしてたなぁ…

だけど“唄うこと”という　生きがいに出会えた　今度は　今度こそは…

19の春　新幹線ホームで友達が言った

『お前に東京は似合わんから　はよ帰ってこいよ』

鉄工所の街が滲んでたあの時

今や立派なパパとなって順調なあいつらに誇れるモノが無いわ　こっちはまだ…

ほんまどうしようもない“あかんたれ”やけど　誰かの事をこの唄で幸せにしたいねん

こんなどうしようもない“あかんたれ”やけど　君のことだけはどうしても幸せにしたいねん

そう、いつの日か僕が空に還る時

『あんたにしてはよくやった』って貴女に迎えられるように…

初めてCD出した時　偉い人が言った

『君にはハングリーさとか　強い気持ちが足りんのよ』

路上で唄ってる時　お客さんが言った

『そんな魂じゃ　なんも伝わって来んよ！』

“もう投げたらあかん”って空から聞こえた

あの日　夢だけ詰めたカバンとギター抱えて　故郷背にしたのは何のためやったん？

ほんまいつまでたっても“あかんたれ”やけど　この唄聴いてくれる人　幸せにしたいんよ

なんかいろいろ失くした“あかんたれ”やけど　待ってくれてる君だけは絶対離さへん

『可愛いお嫁さんが見つかるかな…　孫にもはよ会わせて』と

里帰りする度笑ってたけど　それも叶えられずに…

ほんまどうしようもない“あかんたれ”やけど　たくさんの人この唄で幸せにしたいねん

こんなどうしようもない“あかんたれ”やけど　君のことだけはどうしても幸せにしたいねん

そう、いつの日か僕が空に還る時

『あんたにしてはよくやった』って貴女に迎えられるように

『“あかんたれ”にしてはナ…』って貴女に褒められるように…