Lyric

電線　覚める開化

綴った解剖書

知らず知らずに自壊した街は

脈を打った

ああ　胡乱な幽居

不適合　磔の夢に

いつか零した息は螺旋に染まる

滑稽な遊宴は興味も湧かないや

急進派　宇宙船は疾うに重量オーバー

黒煙の先は

透き通ってた

煌めいてたんだ

宙を舞った

ガラス片のようだ

生涯で　相対で

繋がった運命

振興の行く末

月面に終着予定

脳内で　蒙昧で

育ったら終わりだ

全て分かってるだろう

伝染　冷める開花

潜った低軌道

付かず離れず姿を捉えた

いつか夜光貝の螺鈿にそっと

純粋で単純な愛を灯すんだ

急進派　夢中になった窓の外の景色に

タンジーの体

見上げていたんだ

嘲謔した

あの寓話のようだ

網膜で　聴覚で

疑った忠誠

心臓のアトリエ

月面に着陸要請

脳内で　蒙昧で

どうなったら終わりか

全て分かってるよ

代償で奪われた文明

曖昧な想定で弾けるジュラルミン

軽装で　戦場へ

正論で　生存へ

寵愛で　後代へ

境界で　連鎖した

月のずれ