蝉の声が少し遠くなった日のジャケット写真

歌詞

蝉の声が少し遠くなった日

Fioro, Rosea Luna

夕暮れの風がほんのりと涼しさを運んできた

窓の向こうでまだ蝉の声が響いている

けれど、あの真夏の勢いはなく

どこか遠く、淡い影のように揺れていた

その響きを聞いたとき

胸の奥でふっと切なさがほどけた

夏がゆっくりと遠ざかっていく

そう思った瞬間、去年の自分がふいに重なった

時間は、声もなく積み重なり何も変わらないようでいて

心の奥に、小さな芽を置いていく

見えないまま育つものが、わたしたちの中にはきっとある

遠のいていく蝉の声は、寂しさだけでなく

やさしさも連れてきた

もう十分、ここまで来たよ

そんな言葉を、季節がそっと背中に置いていくようで

夏の余韻は今日のわたしにちょうどよかった

淡く染まる夕暮れと

遠くで揺れる蝉の声といっしょに

  • 作詞者

    Fioro

  • 作曲者

    Rosea Luna

  • プロデューサー

    Rosea Luna

  • 共同プロデューサー

    Fioro

  • レコーディングエンジニア

    Rosea Luna

  • ミキシングエンジニア

    Rosea Luna

  • マスタリングエンジニア

    Rosea Luna

  • グラフィックデザイン

    Fioro

  • キーボード

    Rosea Luna

  • シンセサイザー

    Rosea Luna

  • ボーカル

    Rosea Luna

  • バックグラウンドボーカル

    Rosea Luna

  • プログラミング

    Rosea Luna

蝉の声が少し遠くなった日のジャケット写真

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    蝉の声が少し遠くなった日

    Fioro, Rosea Luna

夏の終わりを告げるように、蝉の声が少し遠くなった午後。

あのエッセイから生まれた音楽が、新しい季節のはじまりをやさしく知らせてくれます。

「もう十分、ここまで来たよ」
そんな言葉を季節の風と一緒に受け取れるような曲です。
静かな夕暮れに、ぜひ聴いてみてください。

作詞:フィオロ
Vo:美月(るな)
Prog:PAたかしちゃん

(注意)
この曲は制作者の意図によりノイズ・歪み音等があります。

アーティスト情報

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