夢と生が水平なまま
浅い眠りから覚めて
答え合わせのできない脳で鏡創って
積み重なる言葉の色は赤と青を繰り返して、辛い。
醜いのは、こころのどこかでその存在に安堵して
何かの糧にと、こんなことばっかりで。
それだけで何も変わらない。
変わんないから、もうはきだそう。
僕にしか紡げない ことばたちを。
時が過ぎて、呑み込んだ感情の形を捏ね上げて
ひとつずつ、日々の差異を継ぎ足していく。
これは全部、僕が生み出した後悔と弱さの証明で
この手で何度でも積み重ねて、何度も抱きしめるのさ。
満たされないで。
最低さ!
思い出なんかにしてやるものか、今を!
色褪せる過去も全部踏み出せるような鏡にして、
君がくれた時間も全部光にしてかえしてしまうのさ。
ここから踏みなおし。少しは笑えるように。
ずっと、ひとりの言葉だった、
描く世界も、歩く道も。
誰かを願う事すらも全部「孤独」だと思い込んでいた。
声が薄れること、
擦り切れた自衛ばかりで生きていくこと、
満たされること、綻びも全部怖くてたまんないよ。
それでも、貰ったしあわせとか動機をわすれたくないからさ、
あたらしい遺し方をはじめるよ。
時が過ぎて、保存した感情の名前を読み上げて
嗤えるような世界を遺して生きたい。
いつかそれを笑えるとしたら、その時は背も伸びているかな。
ありのまま、ひとつずつ積み重ねて、何度でも。
こころがどこにあるかなんか わからないけれども、
変わり続ける心音を喰らい尽くして全部考えて
生まれる鏡が誰かの喉に、動機になったら。
そう願って創めるんだ。
時がたって、遺り続ける心音が選択肢に変わって、
道じゃなくて看板としてこの大地に射してゆく。
またひとつずつ、自分を知って握りしめて進むのさ。
誰かを願う物語をはじめるのさ。
時が過ぎて、飲み乾した感情の形を考えて
可視化させた弱さでこの日記を終わらせよう。
こんな世界でいい。
間違えてなんかないんだ、君も!
だからさ、一緒に進もうよ。
「大丈夫。」
怖くないさ。
- 作詞
GESO
- 作曲
GESO
GESO の“ここから。”を
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