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この曲は、日本の戦後史における腐敗と停滞を問い直し、未来への変革を強く訴えかける、歴史的メッセージブルースです。
静かな尺八(のような笛)とアコースティックギターの音色から、日本の「失われた時代」の闇が語り出されます。ロッキード事件やリクルート事件といった過去の汚点から、**「失われた三十年」**という名の迷路まで。私たちはこの国の負の連鎖を許してきたのではないか、と厳しく自問します。
しかし、この歌は絶望で終わりません。サビで繰り返される力強いフレーズは、日蓮の御書にも通じる**「異体同心(いたいどうしん)」**の精神。どれだけ大勢いても心がバラバラでは敵わず、たとえ少人数でも心を一つにすれば成し遂げられるという、連帯の力をテーマに据えています。
ケルトロックとブルースが交錯するギターソロは、日本の魂と普遍的な抵抗の精神が融合した、新たな時代の**「うねり」**を表現。リーダーを待つのではなく、一人ひとりが灯を掲げ、心を一つにすること。その熱いメッセージが、聴く者全員に変革の担い手となることを促します。