Lyric

音楽だけが心の形だ

書き連ねた歌だけに宿る

夢や、愛とか描いても足りないから

痛みも嘘も君も言葉になれ

残る人生の最初の日に

君がいる風景を書いていた

それが生活を続ける理由なら

君が僕の創作欲なんだ

わからないよ、もう

才能も運命もわかるものか

ただ、言葉を映す鏡になりたい

音楽だけが生への対価だ

さよなら越しにその顔が見える

それじゃ言えないよ

一つも褪せないままで

夕の闇、君を模して浮かぶ光

残る人生の最後の日も

きっと君を歌うだろうか

満たされるのならそれでよかった

他に歌う理由がないから

くだらないよ、もう

称賛を望むなんて

僕は似合わないし

また、朝焼け君がひとり待って

透いてくだけ

指先で伝う線に

美しさが無いことも

わかっているんだ

宗教に近い君が人生の形だ

遺産に残るそんな歌が詠いたい

夢や、愛とか語れば花が咲くだろう

それでも散るためならいらない

この音楽だけが心の形だ

吐き連ねた声だけに宿る

君を覚えたこと

忘れたくないから

痛みも嘘も全て音色と化す