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アイルランドの聖パトリック Saint Patrick (c.385-c.461) が作ったとされる「聖パトリックの胸あての祈り」を1839年にジョージ・ピートリ George Petrie (1789-1866) が翻訳した。この祈りのために書かれた音楽。作曲家スタンフォード Charles Villiers Stanford (1852-1924) が伝統音楽から荘厳な聖歌に編曲。原曲はピートリ/スタンフォードの曲集 (1902-5) の1048番に The Hymn of St. Bernard. Jesu dulcis memoria. From Mr Southwell として収録されている。The English Hymnal (1906) 212番、『日本聖公会聖歌集』459番「どこに神はおられるか」に収録されている。 元々Aパートは繰り返さないが、本編曲ではAABの構成にしている。 24弦ハープ (op.37) のソロからはじまり、シャムロックによるユニゾン、op.343による対旋律が入り、3コーラス目以降、低音の伴奏やその他の音域のハープが加わるアレンジにしました。 楽器製作、編曲、演奏:寺本圭佑 使用ハープ ケヤキ製24弦金属弦ハープ (op.37, C3-E6) ヒノキ製20弦金属弦ハープ「シャムロック」 (op.317, G3-E6) ヒノキ製20弦金属弦ハープ (op.343, G3-E6) 桐製12弦金属弦ハープ (op.253, G1-D3) ホオ/桜製13弦カーボン弦ハープ (op.341, G5-E7) ゆりのき製27弦金属弦ハープ「ケルト模様」 (op.65, G2-E6) ヒノキ製金属弦ハープ「龍のハープ」 (op.311, G3-E6)
寺本圭佑(てらもとけいすけ)ハープ 京都市出身、横浜市在住。雨田光示氏にハープ、坂上真清氏にネオ・アイリッシュ・ハープ、樋口隆一氏に音楽学を師事し、失われたアイリッシュ・ハープの音楽美意識を追求。18世紀以前のアイリッシュ・ハープの研究により芸術学博士(明治学院大学大学院)。2017年と22年、BS-TBS「こころふれあい紀行~音と匠の旅~」にアイリッシュ・ハープ研究家として出演。ケルトの音色を現代によみがえらせる活動を取り上げられる。『ケルト文化事典』(東京堂出版)の「ハープ」「オカロラン」等、『浜松市楽器博物館総合案内図録2020』「アイリッシュ・ハープ」の項目を担当。横浜と京都でハープ教室を開講し400名以上を指導。2014年から独学で347台以上のハープを制作(2025年4月現在)。この楽器の普及活動に役立てている。2022年『20弦ハープで奏でる366の曲集』を上梓。2024年3月22日から毎日18時に自作ハープによる演奏動画をYouTubeにアップしている。www.youtube.com/@telynmoto