

暗い夢の中
一人歩き続けていた
眩しいあなたの影
にまた迷い込んでは
息をつく
まもなく
流れた電車の景色は
手から溢れていく
何も 何者でも
ないことだけここにあった
辛い(君に)
嘆く(こともある)
そんな時を過ごしても
誰にもなれない
何もかも捨てて逃げ出したいな
0からもう一度
やり直そうか
君がいないそんな夜は
消えそうになって
涙が落ちるけど
僕は一人じゃどこにも
行けない
この部屋にいるだけ
君がいないそんな夜は
消えたくなって
心も尽きるけど
巻き戻すこともできない
強く、弱い。僕はそうなんだ
言えない気持ち全て
僕の中から消えればいい
言葉にできなくても
その軌跡はただそこにあるはず
朝の光が
まだ起きれない僕の
まぶた覆って
またちゃんと癒した
君がいないそんな夜は
消えそうになって
涙が落ちるけど
一人じゃ何者にもなれない
僕はこの部屋にいるだけ
君がいなきゃこんな夜は
ただただ消して
作る日のようだと
もう後戻りもできない
いつかいつかともがいてる
君がいない
そんな夜も
忘れたくなくて
大事にしまうけど
溢れる想いに代わる
「何か」
「それ」を探している
君がいなきゃ
こんな夜は
息苦しくなって
声が出せなくても
「あなたの居場所はあるよ」
そうやってただ
ここに居てみよう
- Lyricist
musician V
- Composer
musician V
- Producer
musician V
- Vocals
musician V

Listen to KURONO by musician V
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KURONO
musician V
映画「GANTZ」より着想を得て、映画鑑賞直後に制作した楽曲。
曲中に出てくる「君」や「あなた」は「理想とする自分」を指していて、「君がいないそんな夜」は「なりたい自分になれない僕」を表現しています。
大人になるにつれて「もっとこうなりたい」とか「こういう性格ならな」と無意識に理想を描いて、何も持っていないことだけがあって、何者にもなれず毎日が過ぎる。そんな自分をいつも否定してしまう。
ありのままの自分を受け入れられたらもっと幸せに生きられるんじゃないか。
それでも理想を追い求めてもがいてしまうから、理想とは正反対の自分の居場所を作ってあげたいという思いで作りました。
曲名はGANTZの主人公「玄野計」から取り「KURONO」としました。