

カーテン越しの朝の光
昨日より少しやわらかい
窓を開けたら甘い匂い
どこからだろう?と顔を出す
冷めたコーヒー飲み干して
まだ静かな部屋を出ていく
昨日の疲れも背負ったまま
また今日をはじめていこう
外に出たらまたあの花の匂い
姿はどこにも見えなくて
見つからないのにちゃんとここにいる
なんだか少し不思議だけど
小さな花でもいいんだよな
誰かの目に止まらなくても
ここにいるよなんて言わなくても
こんな遠くまで届いてる
僕もそんなふうになれたら
少しは楽に歩けるかな?
背伸びするのをやめてみたら
いつもの空が広く見えた
昼下がりの細い路地で
やっと見つけた金木犀は
思ってたより小さく咲いて
思ってたより綺麗でさ
誰かと比べて落ち込んだり
昨日の僕と競ってみたり
そんなことばっかしてたらさ
足元の花も見えないさ
大きく咲かなきゃいけないと
勝手に思っていたけど
小さな花は小さな花の
咲き方があるんだろうな
こんなに小さな花なのに
ずいぶん遠くまで香るんだな
目立たなくても ここにいるって
ちゃんと誰かに届いてる
僕もそんなふうにいつか
誰かの記憶に残れるかな?
大きく咲くことばかりじゃなく
僕なりの色で咲けばいい
帰り道にも甘い匂い
小さく強く咲いた金木犀
嫌なことがあったはずの昨日も
悪くなかったと思える様な
大きな花じゃなくていい
遠くまで行けなくてもいい
僕の歩いたそのあとに
何かひとつ残せたらいい
誰かがふと立ち止まって
「いい日だな」って思える様な
そんな日になれたらな
夕暮れの中
金木犀
- Lyricist
INUMARU
- Composer
INUMARU
- Producer
INUMARU
- Vocals
INUMARU

Listen to KINMOKUSEI by INUMARU
Streaming / Download
- ⚫︎
KINMOKUSEI
INUMARU
Artist Profile
INUMARU
イヌ。-INUMARU- 夜になると、言えなかった言葉ばかり思い出す。 そんな誰かの心に寄り添うような、切なくて温かいJ-POPを届けるアーティスト。 恋愛や日常の何気ない瞬間を、飾らない言葉とエモーショナルなメロディで描く。 あなたの思い出のワンシーンに、この歌がありますように。
INUMARUの他のリリース

