Lyric

息を切らして駆け上がる坂

軋む錆の音

近づくほどに

あの空は遠く遠く滲んだ

茜に染まる　緩やかな展望

雑踏は褪せて

釣り合った言葉探して

一つ一つ　弾いて消えた

失うだけなら忘れていいよ

背負い切れないなら降ろしていいよ

報われないならそれでもいいよ

熟れては枯らした

耳塞いで欺こうとしたって

振り向けば足跡は重なってるんだ

今立つ場所に

このまま歩いてまっすぐ帰ろう

期待も後悔も

きっと明日に浚っていく

いつか見た景色が

二人置き去ったとしても

切り取って　形に綴る　ずっと

理由を選んだ

失うだけなら忘れていいよ

背負い切れないなら降ろしていいよ

伸ばしたその手は何処に置くんだ

確かにある温度

溢れ出す感情は

夕立のように

目紛るしく過ぎていく

瞬間に強く　フラッシュバックして

(フラッシュバックして)

このまま歩いてまっすぐ帰ろう

踏み出す葛藤が

一歩　明日に変わっていく

このまま歩いてまっすぐ帰ろう

期待も後悔も

きっと明日に浚っていく

いつか見た景色が

二人　置き去ったとしても

切り取って　形に綴る　ずっと

きっと待ってる

またあの丘に立って　見晴らす日を

ずっと