歌詞

窓を 2 回叩く 風鈴の音がひとつ

カーテンが揺れる 僕の心が動く

真っ白な額にはらり落ちた

汗ばむ君の前髪 拭った夏は遠く

灰になるまでに帰っておいで

永遠とかはさ いいよ、いいんだ

そしたらまた思い出すように

数ページ前から読み直そう

こぼれた記憶を取り戻すように

僕の想いは積み上げた本と似てる

君が手に取る日をきっと待ってる

ずっと待ってる

「生まれ変わったら猫になって」

なんて鼻歌交じり 君の指が踊る

君が猫だろうが犬になろうが

本当は何でもいいんだ、いいんだよ

旅に疲れたならこの糸辿って

君の分の栞も僕がつけとくから

ローソク 吹き消す

いたずらに笑う顔も

香りも温度も線香の煙に

掻き消された

僕が灰になったあと

僕が僕じゃなくなっても

君が君じゃなくなっても

ただ世界が君に優しくあるように

祈るだけ

ただ君がそこで

笑っていられたらいいんだ

…会いたいよ

優しい昼下がり 陽だまりは照らす

そうだ君はお日様の匂い

そこにいるんだね

僕の想いは積み上げた本と似てる

君が手に取る日をきっと待ってる

ずっと待っている

ずっと待っている

ずっと待っている