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歌詞

詩人とんび

ひととなり

言葉のナイフを研いで

美しく生きたかった

いつか花開くと信じていた 思い込んでいた

何かの種だと思っていた路傍の石

天才ではないけれど 何者かではあるはず

まさか努力にまで裏切られてしまうとは

私が深淵を覗くとき

そこに深淵はいなかった

どうか美しい未来を紡いで

目も開けないくらいに眩い

立派な人間ばかりの町の中で

誰か僕のこの命を触って

鳶に生まれた僕には苦しいけど

無能を自覚してしまったんだよ

いつか僕にしか書けない言葉達を編むだろうと

なんとなく根拠のない自信を抱えていた

この世界にある言葉 全て 誰かが造った言葉

オリジナルなど存在し得ないのだよ

私が深淵を睨むとき

深淵は他の誰かに夢中

どうか誰にもバレませんように

羽を染める事ばかり上手くなって

嘘とかそういう次元ではなくなった

誰も気に留めたりなんてしないよ

僕の命はあまりに小さくて

揺れる蝋燭の火 消えてしまいそうさ

どんなに美しい言葉を並べてみても

芽が出ることはなかったけど

これで良かったのかもな

私が終に筆を折ったとき

漏れたインクに深淵はいた

どうか美しい未来を紡いで

目も開けないくらいに眩い

立派な人間ばかりの町の中で

誰か僕のこの命を触って

鳶に生まれた僕には苦しいけど

無能を 無力を 馬鹿を 傲慢を

嗚呼 鳶の自分を認めてしまったんだよ

  • 作詞

    幸福86號

  • 作曲

    幸福86號

  • プロデューサー

    ひととなり

  • ギター

    ひととなり

  • ベースギター

    ひととなり

  • ドラム

    ひととなり

  • ボーカル

    ひととなり

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