Lyric

似合わない制服は妥協点

合ってない丈の分可能性

ふざけて練習する波動拳

なのに愛読書は餓狼伝

日々夜更かし俺は夜行性

爆音で走る環状線

俺の存在はアンノウンで

触れちゃいけないんでしょうね

白紙で出す進路希望調査

言われる行く先、日雇い労働者

ブルーは霊媒師もみじはクリエイター

俺は無い自分の未来を自分でくり抜いた

行きてぇなニライカナイ

今の俺には未来が無い

俺にだってなりたい物はあった

鳥のヒナが巣から落ちて見捨てられて

精一杯介護して結局力尽きてしまって

俺に知識があれば財力があれば

救えた命あっただろうなって

それがいつの日か俺には無理だと諦めてしまって

後悔する位なら初めから望まなければいい

そんな考えが未来を潰した

それでも自分は掴みたいか幸せ

痛みから逃げるな痛みから学べ

No pain, no gain　怒りから離れ

伝えるリアルな一人の青春

自分を正当化する大義名分

俺は言葉に暗幕をかけて

そこに火を放つ　（君はいつだってそうだね）

燃えて浮いたスペースに

更に言葉を詰める

なぁお前の青春聞かせてくれブルー

初めて図書館で借りたJAZZ

雪原ジャケに佇むトリオ

あのテナーのブッ飛びを

何という言葉で例えよう

I don't Care

やっぱり言葉じゃ足りねぇ速度に近づきてえ

But I Know

喉を通るごとに陳腐に砕ける残骸を

積み上げては崩してまた夢の中で遊んだ

張り裂けそうな夜

エモとかではなく感傷を理解した

雨、風、猫

放蕩息子のスナップショット

何のためなのかも知らず

さも明日待ち侘びてるかのよう

倒れそうなときにNas

倒れそうなときにKendrick

今は口だけじゃなく目も笑えてるぜ

釣りする時は日焼け止めも忘れねえ

譜面の外 繋がるダチ

キー無し開くクラブのドア

Magic Hour ネオンが光る

ドリチケプラスで飲んでるコーラ

ノンアルなのに記憶を飛ばす

花火やりすぎ曇る窓ガラス

アルバムに引くポスカの筆跡

後先考えずという美意識

ノートにびっしり綴る痕跡

何世紀も残る特級呪物

ポスター剥がすGhost Hands

Old School Vans で蹴るNew Verse

囚われるだけのBack in the Days蹴りつけ

亡者の掃き溜めから蘇る

過去死ぬ

今こそ

アオハル

私の中にあった

ペルセウスのような勇気の炎

剣（つるぎ）の代わりに

いくつもの鉛筆を錆びつかせ

星座を描いた

もうすぐ、月が見えますよ

赤い目で泣いたあの子と

屋上に揃えられた靴

いきばのない苛立ちが

水鏡に映る

誰かに傷つけられる覚悟より

誰かを傷つけてもいいって覚悟だったんだ

必要なのは

マリオネットでいるのをやめたら？

糸が絡まって苦しくないかな？

でもそれもいいよ

ガラス玉にプカプカ夢風船の世の中でさ

思い出はいつも温かいけど

醒めるために北に向かう

苦くて 酸っぱい

青春なんて綺麗なものじゃない

キラキラしてるけど

さあ歌を集めてお祈りしましょう

この道の続きに あなたの羽を休める宿木のありますように

炉部屋の中に一人、

亀の誓いに手を出す。

重ねられた欺瞞は、もういらないよ。全部、飽き飽き。

繰り返し見た、あの蝶は、

夢と現の境で。

楽しい世界の路地裏で、素敵な光を見た。

白い兎（キミ）の行く方へ。

これは秘密のお話。

手を繋いだ少女と、

割れてしまった卵は、

部屋の中で再開し、

星を描いて、廻る月。

今宵、踊り明かそうよ。

怖い夢は、もう終わり。